
立候補者の逮捕なぜ遅かった? 警察内部に存在する「不文律」とは
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/589013
7日に投開票された県議選の立候補者(落選)が選挙2日後に傷害容疑で逮捕された。事件は1カ月余り前の5月3日に発生。
複数の捜査関係者によると、発生から数日後には容疑が固まり、逮捕の用意はあったが、県警の上層部から選挙を理由に
「待った」がかかった。こうした先送りの判断は珍しくなく、捜査当局の間で「不文律」が存在する。県警幹部や複数のOBが事情を明かす。
選挙期間中またはその直前に、立候補者に容疑があった場合、万一の誤認逮捕や無罪判決が出たリスクも考慮し、
立件を選挙終了まで先送りにする慣例がある。警察組織内で暗黙の了解があるとされる。